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占星学紀行 vol.1
黒澤美姫のイギリス紀行
星のパワーに満ちた、3Weeks
占星学がひとつの文化として生きている国、イギリス。
その地で過ごした3週間は、星のパワーに満たされ、
おおくのものを発見・吸収した貴重な時間でした。
今回の旅の目的はいくつかありました。イギリスならではの占星学セミナーに、数多く出席すること。Bath spa大学にある修士コースの「Cultural Astronomy and Astrology」の内容の確認と、教授にお会いして面接を受けること。スピリチャルなものとの接点の多いイギリスで自分をリチャージすること。そして木星が走っているBathの付近に行くと実際どんな違いがあるのかを体験することでした。
リロケーション(アストロカウンセリングのメニュー参照)といって、場所を移動すると、その場所で受ける星からの影響が変わってくるのです。日本にいると、私は火星の影響(エネルギーの源)を強く受けるので、頑張りすぎる傾向があります。そして仕事のことで頭がいっぱいになってしまいます。これは、一概に悪いことではないのですが、今回はちょっと違う感覚を味わいたいと思いました。
体験的占星学。惑星からのパワーを感じて。
ロンドンのノッティングヒルにある12thハウスという名のティールーム。
出発日と帰国日
占星学を仕事にしている人間として、以上の目的を達成するためには、いつ出発するかがとても大切です。
今回、私は1月10日に日本を発ち、1月30日にイギリスを後にしました。新月に出発、新しいことを始めるのにぴったりなのが新月です。月が山羊座の日を選んだのも、単なるホリデーに終わることなく、知識をしっかりと身に付けてきたいと思ったからです。そして帰国日は満月の4日後。もう一度イギリスでのことを考え、必要なものは何かを見つめるためです。満月が過ぎてからの15日は不要なものを切り捨てるのに向いています。やはり地のエレメントの乙女座の日を選びました。もちろん、水星逆行、ボイド時間もはずしています。
・・・結果は、とても素晴らしい旅でした。大勢の方にもお会いして有意義な時間を過ごすことができました。
London(ロンドン)
ロンドンでは『ノッティグヒルの恋人』でお馴染みのノッティグヒルに泊まりました。映画に出てきた映画館にも行きましたが、ヒューブラントのような人は現実にいないことを実感(笑)。
このエリアは、若い芸術家の多い所で、面白い店もたくさん。そんな中の一つに12Houseという店がありました。ここには予約でホロスコープをみてくれるプロの占い師がいて、2階にはレストランもあります。イギリスはご存知の通りパブの多い国です。素敵なパブが沢山あって、ビール好きな私にとっては刺激の強い毎日でした・・・。
『ノッティングヒルの恋人』に出てくる映画館。
セミナー(Experiential Astrology/体験的占星学)
これはとても面白いワークショップです。Mr.デリィック・ホウキンズという先生が主催していらっしゃいます。私も以前からとても興味があり、ぜひ一度体験したいと思っていました。通常は6名ぐらいでするワークショップなのですが、今回は私一人。床一面に自分の大きなホロスコープを広げその中央に立ち、自分の生まれた瞬間の天体のパワーを体験します。そして一つずつの惑星の位置に移動して、そこから何を感じるかを味わっていきます。 Experiential(体験的)と言うように、内容を言葉で説明するのはとても難しく、理解するには体験なさるのが一番だと思います。いずれ私のワークショップでもご紹介しますね。
これ以外にも沢山のセミナーに参加しました。「星の知識」という共通の言語で話せることの喜びを満喫。自分の星の配置を言っただけで、お互いに「あぁ、なるほど」とか「それじゃ大変ねぇ」とか分かり合えるので、どこの国の人とか、何語を話す人とかは、すべて小さいことになってしまいます。これは、どの占星学学会に出席しても毎回感じることです。
体験的占星学。床一面にホロスコープを広げる。
きめ細やかな Derek Hawkins 先生。
Bath(バース)&リロケーション
私は今までかなりの国を訪問しているのですが、バースの美しさは格別です。街並み、景色、すべてに癒されました。いつまでも居たくなります。さすがユネスコ世界文化遺産都市に指定されているだけのことはあります。
お風呂の語源となったバースの歴史は皆さんもご存知かも知れません。実際に古代ローマ人が使った温泉がそのまま残っていることにも感動。過去に思いを馳せながら、かなりの長い時間浴槽の近くに座っていました。街の中どこを歩いても雰囲気があり、用もないのに毎日ブラブラ。これぞ木星がアセンダントを走っている地域であることを実感。日本であくせく動き回っていた自分が信じられなくなるほどで、大きなビジョンでの人生設計が浮かんできました。また、周囲の人々からも特別な扱いを受けます。そして、とにかく毎日が楽しい。何をしていてもなんとなく明るい気分なのです。
木星が走っている感覚を肌で感じた日々でした。最高!!
バースのホテルの窓から石畳の小道を望む。
夜は月が見えてとてもロマンチック。
ローマンバス。湯気が上がっていて暖かそう。思わず入りたくなってしまう。
ローマンバス。知り合いになった射手座の女性の息子さんは、塀を乗り越え、夜中に忍び込んでここで警備員に捕まるまで2時間も泳いだそうだ。「ローマ人以来よ。うちの子すごいでしょ」と自慢話。なんとも射手座の母親らしい発言。でも、その気持ちすごくよくわかる!! 双子座の私も入ってみたいもの!
Bath Spa University Sopia Center
(バーススパ大学大学院・ソフィアセンター)
この大学では大学院に占星学のコースがあります。修士号を取ることが出来るのです。
日本では占星術といえば占いの面だけが強調されていますが、イギリス、アメリカなどでは学問としても成立しています。このコースでは占星学の歴史に始まり、社会に及ぼした影響など社会学の面にまで注目した内容を学ぶことができます。神話や哲学にも触れています。今の段階では通信講座がないので、バースに行って勉強するしか方法がありません。先生方もとても気さくで親切、そして情熱的。ぜひ学びたいと思いました。でも莫大な量の本を英語で読まなければなりません。そして論文も大変です。課題は山積みですが、私の大きな目標になっています。まずは始めの一歩を踏み出したところです。
ローマンバスの後ろにそびえるバース寺院・Bath Abbey。本当に美しい。
左から、男性的で優しく包容力に溢れたPatrick Curry博士。繊細で心優しいNicholas Campion博士。心遣い抜群で、誰にでも優しい事務局のAlice Ekrekさん。
左からPatrick Curry博士。緊張気味の黒澤美姫。Nicholas Campion博士。
古い町並みが残るコッツウォルド地域。
お城の庭園のようなバーススパ大学の構内。歩いていると、誰しも社交界の一員になったような気分になるから不思議だ(笑)。それもそのはず、大学の敷地はチャールズ皇太子の持ち物。どうりで王室の別荘の香りがすると思った。
Stonehenge, Avebury, Catswold, Glastonbury
(ストーンヘンジ、エイブべリー、コッツウォルド、グラストンベリー)
バースから一時間以内にはスピリチャルな場所が数多く存在します。ストーンヘンジ、エイブベリーは特別なエネルギーを感じる場所です。クロップサークルで有名な場所、UFO目撃で有名な場所もこのエリアにあります。クロップサークルの会のメンバーご用達のパブにも行きました。パブの中ではサークルの出現した箇所が地図に載っていて、天井にはクロップサークルの絵も描いてありました。パブのスタッフが現実離れしたほどハンサム!オーダーするときは緊張しちゃいました。
コッツウォルドの街並みは、まるで映画の1シーンのよう。実際、『ハリーポッター』の1話と2話、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』など様々な映画の撮影にも使用されています。
グラストンベリーにはクリスタル、魔女、妖精などのお店も沢山あり、何日あっても足りないくらいです。どのお店に入っても暖かいエネルギーに溢れています。
エイブベリー遺跡のお土産屋さんの前で。
Cherhillの丘に彫られている白い馬。300年以上も残っている。この近くにクロップサークルも多数出現。
エイブベリーの遺跡。ストーンヘンジよりさらに1000年以上も古い。遺跡全体の大きさも16倍以上。石から特別なエネルギーを感じた。
映画『ハリーポッター』の撮影で使われた建物。
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