占星学紀行 vol.6「ISAR(国際占星学研究協会)2009年学会報告」

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シカゴ郊外で開催されたISAR(国際占星学研究協会)2009。占星学の“今”を知ることができる数々のワークショップや、星について語り合う仲間との出会い・・・ 大きな糧となった6日間でした。

今年のISARは、シカゴの郊外にあるOak Brook Hills Marriott Resortで開催されました。2005年の学会も、シカゴで開催され、2006年には私自身のソーラーリターンでシカゴを訪れました。リロケーションでも、 シカゴは私にとって学びの多い土地柄! もちろん今回もたくさんの収穫がありました。


シカゴ到着!
8月18日に日本を出発。時差の関係で同日シカゴに到着し、そのままホテルに直行しました。チェックインを済ませて部屋に向かってみたら……広い !  一人ではもったいないほどです。まぁ私みたいな(小さな)サイズの人はホテル側も想定していませんからね。
ベットも特大で、どっちを向いて寝ても、360度回転しても足が出ません。部屋からの眺めもなかなかです。

ph02 写真では大きさがわかりませんが、実際すごく大きいです。

ph03 遠くにシカゴが見えます。

ISAR学会は、前日に行われる講義から終了日の翌日に行われる講義まで計6日間。600人近い参加者と共に、毎日星漬けになるのは、私にとっては最高の喜びです。まずは登録を済ませ、いつものように太陽、月、Ascを入れた名札を受け取ります。
受付けの人が東京のスペルを間違って書いてしまいましたが、ここでは星座が間違っていなければ、大きなことではありません(笑)

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学会開会式
どの分野の専門家でもその人たちだけに伝わる共通の言語があると思いますが、占星学の世界も同じです。太陽が○○の何度で、冥王星の△△のトランジットで、プログレッションの土星が……といったように、全ては星の言語で会話が進んでいきます。
いろいろな方とお話ししながら、最初に参加した10年以上前の学会を思い出していました。その当時と比べ、自分の知識も少しは深くなったことに、ちょっと感動しました。あるいは年を重ねて図々しくなったのかもしれませんね(笑)。とにかく何のストレスもなく、情報、知識交換が出来たのが良かったです。いつものことですが、日本の方は少なく今回も私以外にはもうお一人いらしただけでした。ちょっと寂しいですが、いいこともあります。日本人が極端に少ないので、こちらを覚えていてくださる方が大勢いらっしゃいます。懐かしい再会もたくさんあって、とても嬉しかったです。

ph05 オープニングは大会場で行われました。会長の挨拶で学会オープニング時のホロスコープが、会場の両面にある2つのスクリーンに映し出されました。これも占星学の学会ならではです。


日程&学会内容
学会のスケジュールはこんな感じです。
① 09:30~11:00 モーニングプレゼンテーション (3人の占星家が30分ぐらいずつ話します。)
② 11:30~12:45 セミナー
③ 13:15~14:00 ランチセミナー
④ 14:30~15:45 セミナー
⑤ 16:00~17:45 セミナー
夕方からも色々な勉強会があるので、文字通り朝から晩まで占星学一色です。
ちょっと空いた時間があるとトレード・ショーに行きます。トレード・ショーの楽しみは様々なジャンルの占星学本があることです。何時間いても飽きません。他にもオーラ、パワーストーン、マッサージ、洋服、各占星学協会のブースなどもあります。
ここで、占星学用のパソコンソフトを見て回るのも楽しみの一つです。私は3Dで惑星の動きが見られるソフトを購入しました。惑星の位置関係も、アスペクトも逆行も一目瞭然なので、いつかセミナーで使いたいと思っています。

セミナーはいくつものジャンルに別れています。今学会では右のようなコースにわかれていました。

最初学会に参加した頃は、どれも受けたいものばかりで選択にも困りましたが、最近は聞きたい講座が明確になってきました。少しは知識が深まり、すでに知っていることが増えてきたからかも……なんて、密かに嬉しくなりました。

1.金融占星学&ビジネス
2.政治&マンデン
3.人間関係
4.天職(職業)、雇用、人事
5.心理学、医学、自己を知る
6.占星学リサーチ、科学など
7.占星学教育、文化、歴史
8.スピルチャル&宗教
9.人生のサイクル

ph06 トレードショー、本のセクション。日本では絶対に出会えない本がみつかります。


学会前日&個人カウンセリング
ワークショップは4時間なのですが、Noel TYL氏の「天職プロファイリング」に出席しました。どのようにその人の天職を読み解くかが、セミナーの内容です。短時間にそれを読み取る技はとても勉強になりました。彼は世界的に有名な占星家ですが、その存在感も抜群です。まず身長が190cm以上ありますし、何と言っても声が大きい。オペラの歌手でもあったので、発声法が違うようです。

ph07 Noel TYL氏と。彼が座って私が立っていてちょうどいいぐらいです。最後の夜のパーティーにて。
セミナーでは、まるで軍隊を指揮するように、「わかった? わかったら大きな声でYes!と言って。うなずいているだけじゃ、私にはわからないよ。Come on!」と何回もおっしゃいます。
私は「彼はきっと火のエレメントだろう。獅子座かもしれない」と思って拝聴していたのですが、実は山羊座で月が獅子座であることが判明。
なんと、Noel TYL氏とは偶然、ホテルの部屋も隣り合わせ。きっとこれは何かのご縁にちがいない!と思い、個人カウンセリングをしていただきました。対面でしていただくことはなかなか出来ない方なので、ほんとうにラッキーでした。私の月星座の獅子座と氏の月星座の獅子座がほぼ同じ度数だったことに、感激してくださいました。
実は以前も何度もお会いしているのですが、その存在感に圧倒されて、お話しすることができなかったのです。今回は氏と色々なお話しができただけでも、私にとっては大きな収穫です。カウンセリングでは「○○年に浮気をしましたね。」などとかなりシビアな質問もありました……。いつもは私がカウンセリングさせていただく立場なので、自分がしていただくのは、とても興味深く、新鮮な発見がたくさんありました。「あなたは、天性の教師」と言われ、とっても嬉しかったです。


学会終了日の翌日
このワークショップもやはり4時間です。トルコ人の占星家、Christoph Schubert-Weller氏の「出生時間の修正の新旧テクニック」という4時間のワークショップに参加しました。生まれた時間が正確でない場合、正しい時間をどのようにして導き出すかがテーマです。モーツァルトの出生時間を基に正確な時間の割り出しをしました。通常、人生の大きな出来事から割り出す方法が一般的なので、彼の母親の死の時期を利用して修正をしました。また歴史的な資料から、母親が亡くなった年にどこで、モーツァルトがソーラーリターンを迎えたかがわかっていたので、ソーラーリターンのチャートも検証しました。すなわち、ソーラーリターンのチャートにも母親の死が現れているか、もし現れているなら、出生時間は正しいだろうというわけです。これはなかなか面白いアプローチでした。


毎日のセミナー
気になる占星家、あるいはトピックで参加するセミナーを選んでいきます。結果的には、2(政治&マンデン) と5(心理学、医学、自己を知る) に多く参加しました。世界情勢や政治に関するセミナーではオバマさんに関する話題がかなり多かったのも印象的でした。オバマさんの出生時間を特別なコネクションを通じて調べた人もいて、今は正確な出生時間もわかっています。1961/8/4 日 7:24PM ホノルルです。アメリカ人の彼に対する期待が伝わってきました。

ph08 Levine氏は、他にも量子物理学と占星学など、面白い切り口で占星学を紹介していらっしゃいます。

セミナーの中で特に私が興味深かったのは、Astrodata の創設者でもあるClaude Weiss 氏の「惑星のサイクルによって読み解く、過去と2010年以降」のセミナーです。過去に起きた惑星の動きとそのときに起きたことを検証することで、星と私達の関連性が明確に見えてきます。そしてどのパターンで、何が起きるのかを考えれば、未来を予想することが出来るわけです。これは占星学では外せない分野です。氏のホロスコープは、多くの天体が牡牛座にあり、しかも仕事で成功する第10ハウスに星が集中しています。氏の深い洞察に触れるにつれ、さすが牡牛座! と思わず言いたくなってしまう、素晴らしいセミナーでした。

Rick Levine氏の「2012年は本当? それともイマジネーション?」も面白かったです。2012年に終わってしまうマヤカレンダーに対しての占星学の見解などが主な内容です。


シカゴ市内
25日、いよいよ学会も終わりシカゴ市内に移動。翌日は帰国なのでブラブラと街を散策しました。シカゴの街並みは大好きです。オーガニック食品をたくさん扱っているWhole Foodsというマーケットにも行きました。マーケットに入ると、どこを見てもOrganicのサイン。見るもの見るものほしくなり、おもちゃ売り場に連れて行かれた子供のようでした。喜びのあまり、重さも考えず山ほど買い込み、帰りは一苦労でした。

それにしても6日間、日本語ゼロ状態はかなり疲れ、もう頭はどんな知識も受付けなくなっていました。いつものように受付けるのはビールだけ!と言うことで最後の夜を ビールで飾り、帰国の途につきました。

すでに次の学会が楽しみです。